新築の注文住宅を購入する場合、デザインやコストに満足できる注文住宅会社を選び、新居に求める要望を予算内で収めるために工夫する必要があります。
そのためには、住宅購入の流れを知っていないと、スムーズに手続きを進めることができません。
今回は、石川県で自由設計の注文住宅をお求めの方へ向けて、一般的な住宅購入手続きの流れを解説します。

 

情報収集から入居まで！住宅購入の流れ

「そろそろ家を買おう」と決意してから実際に新居へ入居するまでの流れは、以下の通りです。
・情報収集
・問い合わせ・物件見学
・ご相談
・住宅ローンの事前審査
・購入申し込み（購入予約）～売買契約
・住宅ローン申し込み～ローン契約
・内覧チェック
・残金決済
・引渡し・入居
各手順でどのような準備が必要なのか、順番に見ていきましょう。

 

住宅購入の流れ：情報収集
注文住宅は、予算さえあればどのような広さ・仕様の家でも建てられます。
しかし、予算に限りがある以上、予算を越える家は建てることができません。
そこで必要になるのが、注文住宅を建てたいと考えている地域の情報収集です。
・土地や建物の相場
・平均的な広さ
・人気のある間取り
・駅からの距離と地価の影響
などを調べましょう。
特に重要なのが、土地の広さと地価です。
「交通の便が良く、やや狭いが高い土地」「多少不便でも広くて安い土地」を比較したとき、どちらを選んだ方が良いのかは人によって異なります。

 

住宅購入の流れ：問い合わせ・物件見学
自由設計の注文住宅といっても、住まいのデザインや住宅の強みなどは業者によってまちまちです。
多くの場合、注文住宅会社のデザインやこだわりはネットの実績紹介やカタログなどで確認できます。
そのほか、モデルハウスや住宅展示場見学などを通して、自分たちにとって理想的な住まいづくりをサポートしてくれるハウスメーカーを絞り込みましょう。

 

住宅購入の流れ：ご相談
依頼したいと思える注文住宅業者を見つけたら、間取りや仕様を決めるための相談を開始します。
・予算
・間取り
・特殊な設計・仕様
・収納の数と場所
・外観や内装のデザイン
など、大まかな仕様を固めたら、住宅ローンを申し込みましょう。

 

住宅購入の流れ：住宅ローンの事前審査
住宅ローンを利用するためには、「事前審査」と「本審査」という2段階のチェックを突破する必要があります。
事前審査とはいえ、収入や返済能力を考えて無理のある内容で申し込むと、容赦なく落とされてしまうので注意しましょう。
ただ、住宅ローンも金融機関によって金利や審査の厳しさに違いがあります。
何社も落ちると問題ですが、1～2社落ちること自体はよくあることなので、現実的に返済できる内容で事前審査をパスすれば問題ありません。

 

住宅購入の流れ：購入申し込み（購入予約）～売買契約
住宅ローンの事前審査に通ったら、注文住宅業者へ購入の申し込みをして、正式に売買契約を結びます。
多くの場合、売買契約の締結時に手付金の支払いを求められるので、貯金や親族からの援助、または「つなぎ融資」と呼ばれる手付金払い用のローンなどを利用してお金を払いましょう。

 

住宅購入の流れ：住宅ローン申し込み～ローン契約
売買契約を結び、手付金を払ったら施工開始です。
通常、注文住宅の代金は、売買契約を結んだときと物件の引渡し時に払うので、資金を用意するために住宅ローンの本審査に申し込みましょう。
なお、住宅ローンの本審査に落ちた場合、契約者は住まいの購入費用を支払うことができません。
本審査に落ちると売買契約も白紙へ戻すことになるため、本審査用の提出書類は確実に揃えることが大切です。

 

住宅購入の流れ：内覧チェック
新居の建設途中から施工完了までの期間は、小マメに建設現場へ足を運び、仕様通りに建設されているか確認することをおすすめします。
窓やドアの向きなど、細かい部分に関しては建築士の指示が行き届いていない場合もあるからです。
完成してから手直しするのは難しいため、その都度、修正してもらいましょう。

 

住宅購入の流れ：残金決済
完成した住居に問題がなければ、申し込んだ住宅ローンで残金を支払います。
支払いのタイミングは、物件の引渡し・入居日に行われるのが一般的です。
また、新築の注文住宅を購入する場合は、土地や建物の代金だけでなく、登記の費用なども決済します。

 

住宅購入の流れ：引渡し・入居
新居の完成・残金の決済まで終わったら、後は注文住宅業者から鍵を受け取って、入居するだけです。
旧居の解約・売却と、新居の入居日の間に間隔があると、仮住まいの費用などがかさんでしまいます。
できれば、最短で新居へ引っ越しできるように、引っ越し業者などの手配を済ませましょう。

 

まとめ

今回は、新築注文住宅の購入を決意してから実際に入居するまでの流れを紹介しました。
よほど特殊な仕様や建築の難しい土地でもない限り、注文住宅の施工期間は3ヵ月ほどです。
しかし、ハウスメーカーや土地探しを含めると半年ほど必要ですし、仕様にこだわるとさらに時間がかかるので、時間には余裕を持たせましょう。
建て売りと違って、細かい仕様や建材の素材にまでこだわれるのが、注文住宅の強みです。
自由設計の家について知りたいことがあれば、ぜひ一度、当社にご相談ください。