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一戸建ての維持費はいくら?戸建て・マンション購入後の維持費も比較

一戸建ての維持費はいくら?戸建て・マンション購入後の維持費も比較

 

持ち家を購入した人は、土地や建物の代金だけでなく、購入後の維持費も自分で支払う必要があります。
ただし、どのような費用がいくらかかるのかがわからないと、積み立てや貯金をすることができません。
そこで今回は、マンションと一戸建ての比較を交えつつ、一戸建ての維持にかかる費用の内訳や相場について解説していきます。

 

一戸建てにかかる維持費の項目

まずは、一戸建ての維持費はどんなものがあるのでしょうか?
項目ごとに見ていきましょう。

 

固定資産税
一戸建てでも土地でもマンションでも、不動産を持っていると毎年必ずかかるのが固定資産税です。
所有している物件の価値、固定資産税評価額に応じて納税額が決まり、毎年1月1日時点で不動産を持っている人のもとに納税通知が届きます。
ただし、新築一戸建てを購入した場合、購入後3年間固定資産税が半額になる、「軽減措置」を利用可能です。

 

都市計画税
その地域を整備する際の予算として、各自治体から徴収される税金のことを、都市計画税とよびます。
都市計画税の税率は、固定資産税評価額の0.3%。
固定資産税と同時に通知がやってきます。

 

修繕費
頑丈に見える外壁や塗装も約10年に一度塗り直す必要がありますし、水回りの設備も15年ほどで寿命を迎えるため、「将来的な建物・設備トラブルの解決費用」として修繕費も必要です。
水漏れなど、簡単なトラブルなら数千円で修理できますが、足場を組んでの外壁塗装などは数十万円から100万円前後かかるので注意しましょう。

 

火災保険料
ボヤや放火、隣家からのもらい火などに対処するため、一戸建てを買うなら火災保険の加入が必須です。
火災保険料の料金は保険会社によって変わりますが、年間1~2万円ほどあれば足りるでしょう。
なお、火災保険に特約として地震保険をつけた場合、保険料が高くなります。

 

自治会費・町内会費
住んでいる地域によっては、自治会費や町内会費などの支払いも必要です。
地域の清掃や町内祭り、子ども向けイベントの管理などを行っている自治体も少なくありません。必要に応じて加入しましょう。

 

一戸建ての維持費の目安は30万円前後

先ほどご紹介した項目をまとめると、一戸建て購入後の維持費は、年間30万円程度です。
ただし、不動産は築年数が古くなればなるほどトラブルの頻度も修理すべき箇所も増えていきます。
一戸建ての購入直後に大きな出費をする必要がないからと、維持費の積み立てをおろそかにしてしまうと、10年後・20年後に大きな負担がのしかかってくるので気をつけましょう。

 

一戸建てとマンションの維持費を比較

一戸建てとマンションでは若干、必要な維持費の内訳が違います。
どちらの住まいが自分に合っているのか、両者の違いも知っておきましょう。

 

マンションは管理費・修繕積立金が必要
管理費は、主にマンション共用部分の廊下やエントランス、ゴミ捨て場の掃除やエレベーターなどの設備管理にかかる費用です。
また、マンションも一戸建てと同じく、築10~15年ごとに外壁の塗り直しや防水工事を含めた大規模修繕工事をする必要があります。
マンションの場合、大規模修繕工事に数百万円もの費用が必要です。
これらの費用は、毎月徴収される修繕積立金から支払われることになります。
なお、管理費の金額はマンション次第です。
月々2万円程度を目安にしておくと良いでしょう。

 

固定資産税・火災保険料は一戸建てよりマンションの方が安い
一戸建ては、管理費や維持費がない分、費用面でマンションよりも維持しやすいと言います。
ただし、固定資産税等の税金や火災保険料に関しては、床面積の小さいマンションの方が安くなります。

 

一戸建ての維持費の注意点

最後に、一戸建ての維持費に関する注意点を押さえていきましょう。

 

将来の大規模修繕に備えて定期的な貯金が必要
一戸建ては、新築当時ほとんど維持費がかかりません。
しかし、長く住むと修繕費がかさんでくるため、毎月少しずつ維持費を積み立てておきましょう。

 

住宅トラブルは小さいうちに対処した方が良い
壁のヒビ割れやカビ、雨漏りといった住宅トラブルは、早期発見・早期修理が大切です。
「まだ大丈夫」「業者に頼むほどではない」と修理を後回しにすると、高額な修繕費用がかかる羽目になってしまいます。
一戸建ては、壊れないようにメンテナンスしながら住むことが大切です。

 

寿命を迎えた設備・破損した設備は一刻も早く取り替える
寿命を迎えた設備や壊れた設備は、周囲にトラブルを広げます。
万が一、住宅の基礎にダメージが入ると取り返しがつかないので、問題のある設備は積極的に取り替えましょう。

 

まとめ

マイホームは、買うことがゴールではありません。
形あるものは必ず劣化し、壊れていくため、少しでも長く快適な住環境を維持するために、維持費をかけて住まいの手入れを行いましょう。
具体的なメンテナンスの頻度など、自由設計の家に関して知りたいことがあれば、ぜひ一度、当社にご相談ください。